ACM-ICPC 2012
ACM International Collegiate Programming Contest Asia Regional Contest 2012 in Tokyo

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国内予選


日本国内のチームが東京大会(アジア地区予選)に参加するには、事前に行われる国内予選に参加しなければなりません。

国内予選の結果から,27 チームを東京大会参加チームとして選抜する予定です.


国内予選問題

予選問題

予選問題はこちらで公開しています。

判定データ

入力データ・出力例をtar.gz形式でまとめたものはこちらからダウンロードできます。

国内予選結果

国内予選結果はこちらです。


競技ルール

1. 使用できるプログラミング言語
競技参加者が使用できるプログラミング言語はC, C++, Javaのいずれかのみです. 開発環境(Eclipse,Visual Studioなど)は使用して構いません. プログラム内において他言語によるプログラム(perlやpythonなど)を起動しているプログラムは解答とは認められません.
2. 電子的な事前準備の禁止
競技に使用するマシンにサンプルプログラムやアルゴリズム記述等ヒントとなる電子的な情報を前もって設置,準備してはなりません. またフロッピーディスクやCD-ROM等の外部メディアの使用,電卓や電子辞書,携帯電話の使用も禁止されています. ただし、印刷物(参考書や辞書,プリント等)の持ち込みは許可されています. 参加者が競技実施中に参照してよい電子的な情報は,問題の閲覧や解答の提出を行うWebページと,競技に使用するマシン上に存在するマニュアル類(man,info,Java API document,SGI STL 仕様書など)だけです.
3. 自チーム以外の者との相談の禁止
競技中,参加者は自チーム以外の者と相談してはなりません. 補欠ならびにコーチ,監督者との相談も禁止されています. そのため,競技中のチャットや電子メールの送受信(審判団とのやりとりを除く)は許されません.
4. ネットワークアクセスの禁止
所定のWWWサイトにおける問題の閲覧,解答の提出,順位の確認以外の目的でWebページにアクセスすることは許されません. また,ftp,ssh 等のリモートアクセスコマンドによって他のマシンにアクセスすることも禁止します. ただし,審判団相手にメールを送受信することは許可します.
5. 使用する計算機は 1 台
1チームには3 名の参加者がいますが,競技にはチーム全員で1台の計算機のみ使用できます. また,使用する計算機にはマウスとキーボード1対以外の入力装置を接続してはなりません. ただしプリンタを使用することは許されます.
6.プログラム自動生成ツールの使用禁止
yaccやlexといったプログラムの自動生成が可能なツールの使用は禁止します.
7. 教員による監督
監督者の方へ: 競技終了直後, 監督者の方から「参加チームに不正行為がなかったこと」を文書にて御報告頂きます.具体的方法は参加登録後に別途お知らせいたします.

成績判定ルール

国内予選の競技ルールは下記の通りです.

競技の進め方

正解の判定・入力データ

最初に提出したプログラムp1で入力データd1に対して正解した場合,
続いて同じプログラムp1で別の入力データd2についても問題を解くように求められます.
そこで正解した場合は「その問題は正解した」という扱いになります.
そうでない場合,別のプログラムp2を作り,入力データ(d1ではなく)d2に対し問題を解くことになります.
d2を解くことができた場合,さらに別の入力データd3を解くことになります.

順位付け

順位(成績)は次のルールで決まります.

  1. 1. 正解数の多いチームが上位
  2. 2. 正解数が同じ場合は,最終的に解くことができた各問題について,下記により算出されたペナルティの和の小さい方が上位
    • 競技開始時間からその問題が解けるまでに要した時間
    • それまでに不正解を提出した回数×20分
      (解くことができなかった問題の不正解にはペナルティは発生しません.)
    • 正解状況と対応するペナルティの例を下記に示します.

16:30に競技を開始したとして,
- 問題A 17:10 に正解 → ペナルティ40分
- 問題B 17:30 と 17:50 に誤答を提出;18:10に正解 → ペナルティ100 + 20 × 2 分
- 問題C 18:55 と 19:25 に誤答を提出;最終的に不正解
- 問題D 18:00 に誤答を提出;最終的に不正解
- 問題E 手つかず
であった場合,正解数は 2であり,ペナルティは合計で 180 分となります.


選抜ルール

国内予選の選抜ルールは下記の通りです.

前提条件
2012年7月6日に開催された国内予選に参加したチームであること.
手順1
その時点での選抜チーム数が 5 に満たない場合:
Aと同じ大学等の所属でその時点で選抜されたチームの数が 4 に満たなければ, Aは東京大会の参加チームとして選抜される.
ルール1
その時点での選抜チーム数が 5 に満たない場合:
Aと同じ大学等の所属でその時点で選抜されたチームの数が 4 に満たなければ, Aは東京大会の参加チームとして選抜される.
ルール2
その時点での選抜チーム数が 10 に満たない場合:
Aと同じ大学等の所属でその時点で選抜されたチームの数が 3 に満たなければ, Aは東京大会の参加チームとして選抜される.
ルール3
その時点での選抜チーム数が 20 に満たない場合:
Aと同じ大学等の所属でその時点で選抜されたチームの数が 2 に満たなければ, Aは東京大会の参加チームとして選抜される.
ルール4
その時点での選抜チーム数が 25 に満たない場合:
Aと同じ大学等の所属でその時点で選抜されたチームがなければ, Aは東京大会の参加チームとして選抜される.
ルール5
その時点での選抜チーム数が 27 に満たない場合:
選手のうち一人以上が女性であり,少なくとも一問以上正解しているチームAについて,Aと同じ大学等の所属でその時点で選抜されたチームがなければ,Aは東京大会の参加チームとして選抜される.
手順2
手順1の適用後も選抜チーム数が 27 に満たない場合:
国内予選の成績を参考に 東京大会実行委員会が吟味の上, 残りのチームを選抜する.
例外
選抜チームが大会出場を辞退した場合:
手順2を適用して追加チームを選抜する.


模擬練習用システム貸し出し

国内予選に先立って,国内予選に用いるシステムを自ら運用して練習会などを行いたいグループに対して,システムを練習用に貸し出す制度を用意しています.国内予選システムの貸出しを希望するチームは,下記の連絡先にメールで問い合わせてください.問合せがあった時点で,貸出しのための条件等をお知らせし,具体的に貸出しを行うための手順等についてもお知らせします.

注意:運用にはデータベース,ウェブサーバ,メールサーバ,PHP, Pythonの設定が必要です.開発はLinuxオペレーティングシステム, postgresqlデータベース, apacheウェブサーバ, postfixメールサーバを用いて行われています.

ほとんどのコンテスト参加者にとって,本システムを自ら運用する必要はありません.参加者が操作に慣れるために,当日の11:00-15:00の間に練習ができます.また,OB/OG会による練習会も催されますので,そこで本格的な練習をすることもできます.システムの貸し出しは自ら練習会などを開催するグループに対して行うものです.

予選システム貸出し問合せ先: 東京大会実行委員会にご連絡下さい.